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いつもの自分でいられるように。― Kwom(コム)


いつもの自分でいられるように。― Kwom(コム)

「吸水ショーツって、ブルマのようなデザインが多いよね」。「生理の日も、関係なくおしゃれしたい」。そんな、現場で働く女性たちのささやかな、けれど切実な違和感から生まれたのが、吸水ショーツブランド「Kwom(コム)」です。大阪で70年以上、ストレッチ素材のアパレルづくりを続けてきた名和株式会社の、確かな縫製技術が息づいています。

「風を纏う」という名前に込めて

Kwomという名前は、「Kaze WO Matou(風を纏う)」に由来しています。自分自身のバイオリズム(生理周期)と向き合い、どんなときも自分らしく、しなやかに。心地よい風を纏うように過ごしてほしい――そのひと言に、ブランドの願いのすべてが宿っています。

大阪の縫製技術が、フェムテックへ

Kwomが本格始動したのは2022年5月。応援購入サービス「Makuake」で、目標比240%という支援を集めたのち、公式ECサイトで吸水ショーツやキャミソールを展開するライフウェアブランドとして歩み出しました。運営元は、名和株式会社。1953年創業、大阪市都島区を拠点に、ストレッチ素材を中心としたアパレル製造を続けてきた会社です。舞台やダンサー衣装づくりから、ダンス・バレエ・フィットネスウェアの自社ブランドまで――手がけてきた縫製の技術と設備を、自社工場での裁断・縫製一貫生産体制のもと、フェムテックという新しい領域にも注ぎ込んでいます。

トップダウンから、自律型組織へ

代表を務めるのは、関西大学商学部を卒業後、同大学の専任事務職員・水泳部コーチとして7年間勤務した人物です。2014年に家業である名和株式会社へ入社し、2017年、32歳で代表取締役社長に就任しました。就任後に取り組んできたのは、先代までのトップダウン型経営から、社員自らが考えて行動する「自律型組織」への変革。社員の約85%を女性が占める同社では、働きがいのある職場環境を追求し、経済産業省の地域未来牽引企業認定、ホワイト企業大賞推進賞、大阪市を代表する企業100選選出など、対外的な評価も重ねてきました。長年培ったプロ仕様のストレッチウェア縫製技術をベースに、人と組織の可能性を引き出す。そんなモダンな経営が、Kwomの土台にあります。

デザインより機能。そこにあった違和感

Kwomが生まれたきっかけは、ほかでもない、名和株式会社の女性スタッフたちの声でした。世の中に吸水ショーツというもの自体が出始めていたころ、従来品はデザイン性よりも機能面が優先され、見た目がブルマのようになりがちという印象があったといいます。おしゃれを諦めたくない――そんな声に応える商品が、市場にまだ少ない。「こんな商品があったらいいな」という女性社員のアイデアを、会社として後押しする形でKwomは生まれています。

「自分らしく、美しく」を、纏う

レース吸水ショーツ レギュラー
出典:kwom-lifewear.com

Kwomが一番伝えたい価値は、「自分らしく、美しく」という一言に集約されます。服装や行動を我慢するのではなく、いつも通りにおしゃれや活動を楽しめること。そのために、圧倒的な吸水量による安心感と、不快感を感じさせないつくりにこだわり抜きました。ナプキンに頼らず一枚で過ごせる安心感。それこそが、普段と変わらない服装・行動を選べる時間を、そっと後押ししてくれます。

「任せて、信じる」というものづくり

Kwomの開発に、代表自身は直接手を動かしていません。デリケートな領域だからこそ、現場の女性スタッフに任せることが一番だと考え、経営としては事業再構築補助金の採択など、開発を続けられる資金面の土台をつくることに徹したといいます。現場のスタッフは「いいものを届けたい」という一心で、着け心地や安心感に納得がいくまで、妥協せず試作を重ねました。任せて、信じる。それが、代表なりのものづくりへの向き合い方です。

独自の4層構造と、「防水の壁」

表地には、名和株式会社が得意とするストレッチ素材を使用し、着用感を高めています。吸水部分は、品質を選りすぐった独自の4層構造の吸水帯により、経血をすばやく吸収。消臭・制菌機能で、ムレやベタつきも軽減します。さらに、股部分のフチには、漏れを防ぐ独自の構造――いわば「防水の壁」を設け、横漏れや伝い漏れを抑えることにこだわりました。表面の速乾素材と合わせて、着け心地の軽さと安心感を両立させています。

商品の魅力を3つ挙げると

Kwomの一番の魅力を3つ挙げるとすれば、次の通りです。最大吸水量50〜70ml(ナプキン約8枚分相当)という、頼もしい吸水力。横漏れ・前後の漏れを抑える独自構造。そして、総レースなど、吸水ショーツには珍しいデザイン性。軽失禁対策、スポーツ・ヨガ・ダンス、ゴルフ、旅行、オフィスでの長時間の会議――経血や汗が気になるさまざまなシーンで、一枚で頼れる存在です。外出やアウトドア、コンサートや観劇、災害時の備蓄としても。自分へのご褒美に、あるいは女性へのちょっとした贈り物としても選ばれています。

お客様から届く声

実際に使ったお客様からは、「初めての吸水ショーツで正直不安でしたが、履いてみるとごわつきもなく自然で、生理中ということを忘れてしまいそうな体感でした」「漏れの心配をする必要がないくらいいつもサラサラで、びっくりするほどの吸水力でした」といった声が届いています。リピーターの方からは、吸水力の高さ、「防水の壁」による漏れへの安心感、そして手洗いのしやすさ(汚れが落ちやすいこと)が、繰り返し評価されているといいます。

1年以上、着ては話し合った開発の日々

開発には、1年以上の月日を要しました。試作を重ねるたびにスタッフ全員が実際に着用し、着け心地や漏れへの安心感について意見を出し合いながら、次の改善へとつなげていく。そのサイクルを、丸一年以上、繰り返しました。誰か一人が「これでいい」と思えるまでではなく、スタッフ全員が納得できるまで――その検証プロセスだけは、決して妥協しなかったといいます。

これから目指す先

日本では、フェムテック・フェムケアという言葉自体が、まだ十分に普及していません。これまでナプキンなどで「我慢」できてしまっていたぶん、わざわざ「変える」という行動にはつながりにくく、Kwomの良さがまだ十分に知られていないことが課題だといいます。それでも、実際に使った方からは高い評価を得ている。だからこそ、まずは一人でも多くの方にKwomの良さを知ってもらい、試してもらえる状態を目指したい。そんな想いで、認知の壁を越えていきたいと考えています。

読者の方へ

Kwomは、2026年のOMOTENASHI Selectionで金賞を受賞しました。最大吸水量50〜70ml(ナプキン約8枚分相当)という数値も、公的機関の検査に基づくものです。使った方からは高い評価をいただいています。いつもの自分で、いられるように。その選択肢のひとつとして、ぜひ一度、Kwomのショーツを試してみてください。

※Kwomは、現在ENGAWA STOREオンラインストアではまだお取り扱いがございません。ENGAWA ASAKUSA にてご購入いただけます。